家計の予算が守れない人が見直すべきたった2つのポイント

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「家計簿をつけて、家計の予算を決めたけど、うまく守れない…」

僕がサラリーマンになって2年目。

突然、節約を思い立ち、家計簿を書き、予算を決めたのですが、最初の6ヶ月のあいだはまったくうまくいきませんでした。

悩みに悩んだ末、節約に関する色々な書籍を読み漁り、やっとの思いで答えを見つけました。

結論から行ってしまうと、予算が守れない主な原因は、

・そもそもの予算設定に無理がある
・お金がすぐに使える状態である

の2つでした。

これら2つの原因を問題として捉えて、解決策を打っていけば、誰でも簡単に予算を守ることができます。

今回は、具体的にどのようにすればよいのかについて解説していきますので、ご参考ください。

1.正しい予算設定とは

「いきなり!黄金伝説」というテレビ番組を知ってますか?

2016年までレギュラー番組として放送されていたのですが、その番組の企画として、

「1ヵ月1万円生活」

という人気シリーズがありました。

文字通り、複数の芸能人が1ヵ月に1万円だけで生活し、1か月後の残金で勝者を決めていました。

今考えてみると、けっこう無茶なことしてるなーと思います。

これはテレビの企画としてはとても面白いですし、イチ視聴者の僕は大好きなコーナーのひとつでしたが、「予算が守れない人はこの企画並みに無茶なことを1ヵ月以上続けようとしているケースがほとんど」です。

あの企画は、

・1か月間限定であること(=短期間)
・TV撮影というプレッシャーが大きくかかっていること(=自制心が働く)
・1人だけで生活できるのでコントロールしやすいこと(=管理しやすい)

の3つの要素があるため、成功しますが、僕たちが普段生活している中では。この3つの要素はありません。

特に、家族がいる場合は、厳しい予算を決めるとまず守れないでしょう。

関係者が多くなればなるほど、イレギュラーな出費が増えるからです。

家計の管理をしている主婦の方ならわかるでしょうが、夫やお子さんの出費が毎月同じなんてことはないですよね。

学業のイベントがあったり、服を買い換えたり、病院に行ったり、家電を買い換えたり、趣味や遊びのお金が必要だったり、外食が増えたり。

人が多ければ多いほど、あらかじめ決められない出費はかさんでいくのです。

なので、予算はこう決めておくとよいです。

・予算に余裕を持っておく
・予算は3ヶ月で調整できるようにしておく

1-1.予算に余裕を持っておくには

余裕のない予算は必ず破綻します。

人には、「コントロールできること」と「コントロールできないこと」があるからです。

予算に余裕がないと、「コントロールできないこと」があったときに、間違いなく破綻します。

なので、コントロールできないことがあってもギリギリ備えられる程度の余裕を予算に含んでおく必要があります。

これは、実際に予算を決めて、3ヶ月ごとに見直していくと、適正な余裕がわかってきます。

なお、この記事を読んでいる方の中には、

「余裕がないから予算を決めてるんだけど」

というツッコミを持つ人がいるかもしれませんが、生活費が毎月赤字で、何をやってもうまくいかない場合は、予算を考えるのは今すぐやめてください。

収入を増やすか、固定費(家賃やローン、保険などの毎月決まったお金)を見直しましょう。

■参考記事:家計の苦しい4人家族の主婦が出会った救世主とは

1-2.予算は3ヶ月で調整できるようにしておく

予算は1ヶ月ごとに決める人が多いのですが、それは間違いです。ましてや1日ごとの予算を決めるのはもってのほかです。

あくまで1日や1ヵ月の”目安”を決めておくのは構わないのですが、「予算=約束」です。

つまり、守らなければアウト。自分との約束を守れなくなると、続ける意欲が激減します。なぜなら約束を守ることができない回数が増えると、やがて予算を守れないのが当たり前になっていくからです。

なので、目安は短期間で設定しつつも、予算は3ヶ月ごとに設定した方が必ず成功確率が上がります

6ヵ月や1年間だと、経験上、長すぎてうまくいきませんでした(どこかで帳尻が合うだろうと、気持ちが緩くなったのが原因です)。

1-3.正しい予算設定のポイント

・予算は余裕を持つ(適正なように見直していく)
・予算は3ヵ月で設定(目安は1日単位で付けるのは可)

まずはこの考え方に沿って改善していくことをオススメします。

2.お金がなければ使えない

人には誰しも「衝動買い」というステキな能力が備わっています。

一度でも「ほしい!」という感情のスイッチが入ってしまうと、ついつい財布のひもが緩みがちになります。

衝動買いを防ぐ方法はたったの一つしかありません。

意図的にお金が使えない状態にすればよいのです。

2-1.いつでもお金が使える状態だと、人はどうなるのか?

こんな研究結果があります。

同じ人で「クレジットカード払いしかできないケース」と「現金払いしかできないケース」で日常生活を過ごさせた場合、現金払いよりもクレジットカード払いの方が23%も消費額が大きかったのです。

クレジットカードは現金払いとは違い、

・財布にはとても入らないような金額が利用上限として設定されている(=お金をたくさん持っている状態)
・支払いを先送りしている

ので、ついついお金を使いすぎてしまうのです。

なので、予算を守れない原因が「衝動買い」の場合は、クレジットカードは極力避けて、物理的に手持ちのお金を少なくするのが最強の解決策です。

2-2.何か急にお金が必要なときはどうするの?

心配性な人の中にはこんな考えの人がいます。

「何かあったときのために、多めに持っておく」

本当にやばいときは、多めに持っていても足りません。本当に必要なときは、キャッシュカードから引き出せばいいのです。ただし、キャッシュカードは基本的には家に置いておきましょう。

人は余裕があると使ってしまうので、持たないように専念してください。

予算のときは余裕を持てと言いましたが、衝動買いを防ぐには余裕を持たないことしか方法がありません。

2-3.まとめ

衝動買いは誰にでもあることです。

人は感情の生き物だからです。

衝動買いが頻繁に起こってしまう人は、物理的に使えないようにし、根本的に防ぎましょう。

3.まとめのまとめ

家計の予算が守れなくて苦しんでいる人のために少しでもお役に立てればと思い、書きましたが、いかがでしたでしょうか。

これならできそう!ということがあれば、ぜひとも実践してください。

■関連記事:節約できないのは病気?自分では治せない人が簡単に出来る対処法

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