生命保険の加入時には、審査があります。
審査に落ちてしまった人は、
「自分が審査に落ちる可能性があるとは思っていたが、やっぱりか……」
と落ち込んでしまうケースが多いです。
カンの良い人ならわかると思いますが、審査に落ちるということは、その保険が必要となる可能性が他の人と比べてとても高いと判断された訳です。
なので、「やっぱり保険が必要で、加入すべき」と認識させられると同時に、「しかし、加入を認められない」とダブルパンチを食らったようなものです。
今回の記事では、次のポイントについて解説していきます。
・生命保険の審査に落ちやすい人の特徴
・生命保険の審査に落ちると、どうなるか
・生命保険の審査に落ちても、他に代案はないのか?
※急ぎでほかの相談先をお探しの方は、「生命保険はどこで相談するのが最も良いのか」をご覧ください。
目次
生命保険の審査に落ちやすい人の特徴
審査の基準は、保険会社、保険の種類によって差がありますが、一般論として落ちやすい人の特徴はあります。
もの凄くシンプルに言うと、
「保険が必要になる確率が高い人ほど、審査に落ちやすくなる」
これが真実です。
「え、なんで?必要になる人の方が保険が大事なのに、それってひどくない?」
と思われる方もいるかもしれません。確かに、ある意味ではそうなのですが、これには理由があります。
逆に問いかけてみましょうか。
「保険が必要になる確率の高い人と低い人が同じ料金の保険に加入していた場合、どちらの方が得になる確率が高くなりますか?」
当たり前ですが、得をするのは、保険が必要になる確率の高い人ですよね。逆に言えば、、保険が必要になる確率が低い人にとって、不利な仕組みになりませんか?
こうした不公平をなくすために、保険商品は、保険対象者の条件を一定にした統計データを使って確率を計算して料金を決めています。
なので、保険商品は加入者の公平性を保つために、審査を必要としている訳です。
ここまではお分かりいただけましたでしょうか。
では次に、具体的にどのような条件の人が審査に落ちてしまうのでしょうか?
【病歴や持病のある人】
過去の病歴・持病について確認されるケースがあります。
これは「再発の可能性や、将来的なリスク」を調べ、備えが必要となる確率が高い人を見極めるための項目です。
重篤な病歴や持病を持っている方は、審査に悪影響を及ぼす可能性が高いです。
【体型に異常がある人】
告知の際には、本人の体型について確認されることがあります。これは、肥満度を調べ、将来的に病気になる確率が高い人を見極めるための項目です。
健康診断などで、肥満度が高いとされており、「要注意」等と記載されている方は、審査に悪影響を及ぼす可能性が高いです。
【危険な職業の人】
意外と思われるかもしれませんが、職業が、保険の加入の審査において重要な項目とされていることがあります。
しかし、考えてもみてください。死亡する確率が高い職業の人は、他の職業の人と比べて、不公平な条件になってしまいます。
一般的には、格闘家やスタントマンなど、一歩間違えれば危険と隣り合わせの職業の人は、審査において不利とされております。
【刺青・タトゥーのある人】
刺青やタトゥーのある人は健康を阻害するとの根拠により、審査に悪影響を及ぼします。
見た目的にはかっこいいですが、公共の施設(大浴場やプール)を利用できなかったり、保険にも入りにくいなど、家族が増えたときに苦労をするので、若い人にはオススメしてません・・・。
【生命保険に今すぐ入りたいと焦っている人】
これは少し感覚的な話なのですが、保険の販売員から見て、
「なぜか生命保険に入りたい」
と焦っている人と認識されると、「この人は、何か裏があるんじゃないか」と思われます。
すると、「実はガンになってるんじゃないか?」とか「病気があるんじゃないか」など、「審査に落ちる人かもしれない」と疑われてしまいます。
生命保険の審査に落ちると、どうなるか
当たり前の話ですが、審査を受けた保険商品の契約はできません。
場合によっては、保険料が高くなったり、適用範囲が制限されたりと、条件付があって加入を認められるケースもあります。
ちなみに、どこかの知恵袋サイトで見たのですが、審査結果は複数の保険会社で共有されている、との旨の記載がありました。
「支払査定時照会制度」によって、そのような仕組みになっているとのことですが、審査結果までを共有するとの趣旨の内容は確認できませんでした。なので、1つの保険会社で審査に落ちたからといって、連鎖的に他の保険会社で落ちてしまうわけではありません。
法改正などによってルールが変更になる場合もありますので、気になる人は、審査した保険会社の担当者に直接聞いてみることをオススメします。
生命保険の審査に落ちても、他に代案はないのか?
冒頭にも書きましたが、審査の基準は、保険会社、保険の種類によって差があります。
なので、別の保険会社や別の保険商品では、審査に通ることもあります。
保険の加入を諦めたくない人は、一度、保険専門のファイナンシャルプランナーに相談することをオススメします。
複数の保険商品の提案もしてくれますし、インターネットで申し込めば無料で相談できます。
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■参考記事:
⇒生命保険はどこで相談するのが最も良いのか