「生命保険に興味があるんだけど、どこに保険の相談すればいいのかわからない…」
と悩んでいる人がたくさんいます。
そこでネットで保険相談を調べると、多くのサイトが「無料の保険相談サービス」をオススメしています。
しかしながら、こんな疑問を抱くことでしょう。
「生命保険は誰から申し込むとお得になるんだろう?」
「ネットで申し込める保険相談サービスのメリットはわかったけど、デメリットはないのかな?」
生命保険は住宅の次に高額な買い物ですから、相談相手を間違えると、トータルで数百万円以上もムダなお金を使うハメになります。
そこで今回の記事では、業界の裏を知っている元保険のプロが、全ての無料の保険相談窓口のメリット・デメリットを徹底的に解説しました。
メリットとデメリットの両方を理解した上で、保険相談の相手を決めてもらえると嬉しいです。
ぜひご参考ください。
目次
保険相談の窓口によって保険料が変わらないの?
結論からいうと、生命保険は同じ商品で同じ条件であれば、どの窓口を経由して契約しても同じ保険料です。
なので、家電製品のように、お店によって価格が変わるわけではありません。
まるで本のように、どの書店で買っても同じ定価なのです。
つまり、生命保険の販売員から契約しても、保険ショップの販売員から契約しても、同じ保険料になります。
全保険相談窓口のメリット・デメリット表
会社専属 外交員 |
保険ショップ | 郵便局 銀行 |
保険FP | |
保険料 | 同額 | 同額 | 同額 | 同額 |
専門性 | 〇 | ◎ | △ | ◎ |
比較提案 | 不可 | ◎ | 〇 | ◎ |
営業の しつこさ |
過剰 | 適度 | 適度 | 適度 |
相談料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
移動時間 | 不要 | 必要 | 必要 | 不要 |
キャンペーン | なし | なし | なし | あり |
生命保険会社専属の担当者に保険相談するメリット・デメリット
正直に言いますが、最もオススメできない保険相談の相手は、生命保険会社専属の担当者です。
理由は3つです。
・自社以外の保険商品を提案できない
・専門知識の量が担当者によってバラバラ
・厳しいノルマが存在する
自社以外の保険商品を提案できないのは最悪です。これは私にも経験があり、苦い思い出になっています。
実は、私が保険会社を辞めて、転職をした最大の理由がこれです。
「このお客様には、ウチじゃなくて、B社の保険商品の方が条件が良いし、オススメできるなー」
と思ったことは一度や二度ではありません。でも、厳しいノルマがあるため、口が裂けても正直には言えませんでした。
もし、すでに生命保険会社専属の担当者から保険を契約している場合は、節約のためのセカンドオピニオンを探すことをオススメします。
それくらいデメリットの多い相談窓口と言えるでしょう。
しかし、メリットもあります。
大企業に所属している人は知っているかもしれませんが、「団体保険」のある企業に勤めている人は特定の保険会社に所属している人に相談してもよいでしょう。
団体保険は、グループ保険と呼ばれたり、会社によって名称は異なります。
特徴は、料金が割安で内容もシンプルな点。
保険会社に勤務するプロの人たちも「これはマジでお得だよね」と加入するくらい、本当にお得です。
しかしながら、団体保険のない会社に勤務している人も多くいますから、そんな方は別の保険相談の窓口で相談することを強くオススメします。
また、こんな方にもオススメです。
「友達や知り合い以外に、自分の人生の相談をするのは嫌だ」
実際、生命保険は死後の相談です。
なので、気の知れた人以外には相談したくない人はいます。
その場合は、友達から保険業の人を見つけるか、保険業の友達を作るかしかありませんよね。
銀行・郵便局で保険相談するメリット・デメリット
知らない人も多いかもしれませんが、金融業を営む銀行や郵便局も、生命保険の窓口の機能を持っています。
彼らは金融のプロですから、金融の一部と言える保険の取り扱いもしています。
しかしながら、専業ではないため、他の相談先に比べると、提案の質の点で劣るのは仕方ないことです。
また、取り扱いの保険会社数もそこまで多くないため、あまりオススメできません。
銀行に相談するくらいであれば、保険ショップや保険FPに相談する方が圧倒的によいでしょう。
保険ショップで保険相談するメリット・デメリット
保険ショップは、生命保険会社専属の担当者や銀行、郵便局に比べると、圧倒的にメリットが多いでしょう。
保険ショップで保険相談する際のメリットは多くあります。
・何十社の保険会社の商品を比較できる
・無理やり売り込みされない(必要のあるときに来店できる)
・混雑時以外は予約なしで相談できる
・自宅に他人を招きたくない人も遠慮せずに利用できる
やはり保険専門のショップだけあって、提案できる商品の数が多いのは魅力的です。
そして、保険ショップは無理やり売り込みされません。なぜなら押し売りスタイルじゃなく、来店した人に提案するだけのスタイルだからです。
その一方で、少ないながらもデメリットもあります。
・面談は複数回に及ぶため、自宅から移動時間がかかる場合はかなりの負担になる
・ノルマのある保険ショップだと、販売手数料の高い商品をゴリ押しされる
・混雑時は予約しないと、長時間待たされる
移動時間×面談回数になるので、特に移動が大変なところに住んでいる人や小さなお子さんのいる家庭は、保険ショップは苦手にする方もいます。
また、保険ショップによっては、販売手数料が高く、儲かる商品だけをゴリ押しされるケースもあるので、注意が必要です。
そして、土日などの混雑時は予約しないと長時間待たされることもあるので、予約は必須と考えておくとよいでしょう。
保険FPに保険相談するメリット・デメリット
最もオススメなのは保険FPです。
保険ショップのように提案できる商品が多いのは当たり前。
無料で自宅まで訪問してくれるため、移動時間も節約できて、小さなお子さんがいる家庭でも負担少なく利用できます。
そして何より無料面談でお得なキャンペーンがもらえるのが魅力的です。
一方、デメリットは、利用できる人が限られていることです。
あまりにも人気なため、予約が困難なケースがあったり、住んでいるエリアによっては保険FPがいないケースもあったりします。
なので、保険相談を考えている人は、まずは予約申し込みをして、なるべく早く利用してみることをオススメします。
保険FPに相談しながらキャンペーンのもらえるサービスは、別記事「商品券キャンペーン目当ての保険相談は超オススメの裏ワザ」が参考になります
まとめ
いかがでしたでしょうか?
全ての保険相談窓口のメリット、デメリットを理解し、自分に合ったところに相談してもらえると嬉しいです。
また、最後にとても大事なことを書きます。
どの窓口で相談するかを選ぶのも大事ですが、実際に会ってみることのほうがもっと大事です。
ここでは客観的な事実に基づいたメリット、デメリットを比較しておりますが、「出会う人」によって『人間性』も『価値観』も『考え方』も『スキル』も全てが違います。
なので、ここので情報はあくまで参考として、最低でも3人以上は会ってください。
実際に会ってみると、
「なんか優秀そうだけど、性格的に合わないな…」
「この子はまだ若くて粗削りだけど、本当に私のことを考えてくれている…」
と自分にとって、目の前の人が合うか、合わないかを見極めることができます。
もちろん、自分が気に入った窓口でよいので、まずは会ってみることからすべてが始まる、と覚えておいてください。
この記事は約3000字くらい書いていて、ここまで読んだ方は5分ほどの時間を使っていることでしょう。
しかし、ただ読んだだけで何も行動に移さなければ、この時間は無駄になります。
せっかく命の時間を使って、良い情報を手に入れたと思ったら、次は行動してみてください。
読者の皆様の人生がよりよくなるよう願っております。