固定費はたった1回の見直しによって、節約効果がずっと続きます。
たとえ毎月1万円の節約でも年間で12万円、30年で360万円と新車を1台買えるレベルの節約になります。
しかも、固定費の見直しであれば、誰でも簡単にできます。
たとえズボラな人でも、三日坊主の人でも、誰でも節約を持続することができる超簡単な節約法です。
そこで今回は、家計における固定費のリストと見直しの方法について解説していきます。
ぜひご参考ください。
目次
家計における主な固定費とは
固定費をリストにすると次の通りになります。
1.住居費
2.保険費
3.通信費
4.電気代
5.ガス代
6.水道代
7.教育費
8.税金
このうち、1.見直しのしやすさ 2.見直し後の節約金額を追記すると、次のようになります。
保険料
住宅ローン
通信費
電気代
ガス代
水道代
教育費
自分の興味のある項目をピックアップしておくとよいですが、
「後回しにするといつも忘れちゃう」
という人にはオススメのテクニックがあります。
今回の記事では無料で相談できるサービスの紹介をしているものもあります。
なので、今日はとりあえず申し込むところまではやっておくとよいでしょう。
先に予定を決めてしまえば、強制的に節約するモードになりますので、ぜひ実践してみてください。
保険料の見直しと節約方法
私たちは自分が思っているよりも多くの保険料を支払っています。
保険には、生命保険、医療保険、火災保険、損害保険、車両保険、学資保険など、多種様々なものが存在します。
しかし、保険をちゃんと比較してコスパの高いものを選んでいる人は多くいません。
生命保険に詳しい調査機関のデータによると、全国の7割以上の人は、比較せずに保険を契約しています。
普通なら考えられませんが、逆に言えば、「保険は節約しがいがある」ってことです。
ムダな保険を契約している方だと、毎月1万円も節約できるなんてザラにあります。
保険の見直しに必要な時間は、せいぜい多くても6時間くらいです(プロとの面談2時間×3回)。
つまり、年間12万円の節約がたったの6時間で可能だとすると、時給にしたら2万円です。
「時給2万円」なんて、こんなお得な仕事ありますか?
普通ありえないですよね。なので、節約したい場合は、絶対にやった方がいいと確信しております。
保険料を見直す簡単な方法とは
保険料の見直しは、複数社の保険を比較提案してくれる「保険代理店」がオススメです。
保険は珍しいことに、保険会社の販売員から直接契約しても、保険代理店を経由して同じ保険を契約しても、保険料は同じなのです。
だとしたら何種類も比較してお得な保険商品を提案してくれる方が良いですよね。
オススメの保険代理店はどこ?
インターネット経由で無料の保険相談が申し込めて、なおかつ、相談するだけで高額なキャンペーンがもらえるところがあります。
これだけ読むと、あまりにもムシが良すぎるので、
「保険の見直しで新しく契約しなかったら、有料になったり、キャンペーンがもらえなかったりしないの?」
と不安になる人もいますが、大丈夫です。
保険の相談は何回でも無料ですし、キャンペーン品は相談するだけで貰えます(初回に限りますが)。
もちろん、本当に保険の見直しをして節約を考えている人に限ります。
キャンペーン目当てだと判断された場合は、キャンペーン品はもらえなくなることもありますのでご注意ください。
キャンペーンには5分で申し込めるので(審査はありますが)、後回しにせず、次の章を読む前に今すぐ申し込んでしまうことをオススメします。
保険見直しラボ
■取扱保険会社:29社
■キャンペーン:仙台名物牛タン含む
■おすすめ度:★★★★★(5つ星)
■参考記事:保険見直しラボのキャンペーンの口コミや評判の体験調査をしたら超感動した話
■キャンペーン専用申込ページ:
⇒保険見直しラボ
保険マンモス社
■相談実績数:20万件
■キャンペーン:厳選黒毛和牛A5ランク
■評価:★★★★★(5つ星)
■参考記事:保険マンモスの評判と口コミ
■キャンペーン専用申込ページ:
⇒保険マンモス
保険コネクト
■相談実績:利用者の90%以上が「満足」と回答
■キャンペーン:WELBOX(福利厚生サービス)
■評価:★★★★★(5つ星)
■参考記事:保険コネクトのキャンペーン特典が業界No1級な件
■キャンペーン専用申込ページ:
⇒保険コネクト
住居費の見直しと節約方法
ほとんどの家計において固定費の中で最も大きいのは、この住居費でしょう。
つまり住居費の見直しは家計へのインパクトも大きいです。
住居費には2つのパターンがあります。
1.住宅ローン
2.賃貸
それぞれの見直し方法について解説していきます。
住宅ローンの見直し
住宅ローンの見直しには、
・借り換え(手間はそこまでかからない)
・既存物件の売却→他の住居方法を選択
の2つしか手段はありません。
既存物件の売却はよほどのことがない限り、ありえない選択肢なので、今回の解説からは除外します。
賃貸の見直し
賃貸の見直しには2種類の方法があります。
・既存の賃貸料を値切る
・引っ越して賃貸料を減らす
既存の賃貸料を値切る
私は賃貸マンションを契約していますが、毎回、更新のタイミングで値切り交渉をしています。
これまで7回以上の更新をしていますが、すべて2000円以上の値下げに成功しています。
これは勇気を出して言うだけで値下げする可能性が生じるので、絶対にやるべきです。
「オーナーに悪いし」
と考える人もいるかもしれませんが、ビジネス的に考えてください。
同じ物件の資産価値は、よほど価値が上がる要因がない限り、必ず毎年価値は下がっています。
価値が上がる要因とは、近くに駅が作られたり、大学が建設されたり、巨大な複合施設やテーマパークが建設されたりなど、人が集まるような要因です。
でも、ほとんどの地域では、そんなことはありません。
つまり、2年前の物件が今の物件と同じ資産価値な訳ではありません。
なのに、更新時期になり、家賃を値引きした状態でオーナーから更新の案内はきますか?
逆に考えれば、これ自体もおかしいことです。
まあ、オーナーもビジネスでやっておりますから、毎回の更新で値引きしないのは当たり前のことなのですが。
なので、賃料の維持を通知するオーナーも、賃料の値下げを交渉する借り手も、お互い様なのです。
むしろ自然の摂理から言えば、こちらの主張の方が正しいことが多いのです。
引っ越して賃貸料を下げる
賃貸料の高いエリアから、賃貸料が安いエリアに移動するだけで大きく節約できることがあります。
特に家族のいる家庭では、子どもが増えたり、子どもが小学生に上がり子供部屋のための居住スペースを確保しなければならなりません。
そのようなケースで賃貸料が高いエリアに住み続けると、長期的なコストはかなり高くなります。
もちろん、お金よりも移動時間を減らすことが大切な場合は、利便性の低いエリアへの引っ越しは考えられないことでしょう。
しかしながら、ひとつの選択肢として、引っ越しによる節約も可能であることは頭に入れておきたいところです。
通信費の見直しと節約方法
通信費は大まかに3種類に分けられます。
1.固定電話
2.インターネット
3.スマホ
それぞれ見直しについて解説していきます。
固定電話の見直し
いまだに固定電話を使っている人は、そもそも必要かどうかを疑って考えた方がよいです。
はっきり言って、スマホを持っていたら不要です。
法人や個人事業を営んでいない限り、固定電話を持つことの必要性は、ほとんど存在しません。
現在はあらゆる会員登録もスマホの番号だけでオーケーです。
なぜか惰性で契約し続けている場合は、すぐに解約してください。
インターネットの見直し
「インターネットって、どこで契約しても同じくらいの金額なんじゃないの?」
と思ってる人も少なくありません。
が、実際には違います。同じ回線速度のインターネット回線でも、月額で2000円近くの金額差があったりします。
また、NUROのような世界最速の回線速度は必要ないのに、わざわざ契約をしていて、無駄にお金を払っているケースもあります。
比較するとムダに気がつけるのですが、ほとんどの人は比較をしません。
なぜなら面倒臭いからです。
しかし、毎月2000円もムダにお金を払っているとしたら、年間で24000円、10年で24万円も損をすることになります。
やることはたった3ステップです。
・今のインターネット回線の契約情報を調べる
・ウチに必要なインターネット回線のサービスを調べる
・今の契約を解約し、新しく安くて最適な契約に乗り越える
乗り換えが完了するまでを時間にすれば、長くても6時間です。
たった6時間で、2年で48000円も節約できたら、時給で言えば8000円の価値があるのです。
時給8000円のお仕事をやってる人ってどれくらいいますか?
ほとんどいないですよね。やらない手はないと思います。
スマホの見直し
ドコモ、ソフトバンク、auの三大キャリアにまだ契約している人がいたら、チャンスです。
簡単に、しかも劇的に節約できます。
私の場合は、毎月2400円も節約できました。家族を含めると毎月6000円です。年間で72000円です。日帰り旅行に行けるレベルの節約です。
しかも乗り換えにかかった時間はたった6時間。
つまり、6時間で72000円も節約できたので、時給にすると12000円です。
弁護士や医者クラスの時給を得たのと同じレベルの節約効果でした。これヤバくないですか?
電気代の見直しと節約方法
電気はこまめに消す、クーラーや暖房はどの消費電力の多い家電は極力使わないなど、涙ぐましい努力でしか電気代の節約はできませんでした。
しかし、電力自由化により、これまで手つかずだった「電気代」も見直し可能になりました。
知ってましたか?
見直しによって、毎年2万円〜5万円もおトクになるケースがあるんです。
たとえば2万円が5年続けば10万円ですから、一度の見直しで、あとは放置でもいいんです。
だとしたらすぐにやるしかありません。
電気代の見直しの方法
大きくわけると4ステップです。
・直近3ヶ月の請求書を見る
・請求書の情報をもとに比較サイトで検索し、比較する
・キャンペーン額ではなくトータルの節約額で最もお得な電力会社を選ぶ
・契約する
ほとんどがスマホで完結できるので超簡単ですよね。
私の場合、見直しから契約までの所要時間はたったの2時間ほどでした。
工事も解約も不要で契約までたどり着けるので、多忙な人でもやろうと決めればすぐにできます。
ちなみに私もこれで年間2万円も節約できたので、時給1万円×年です。ありえないくらいお得なのですぐにやった方がよいです。
ガス代の見直しと節約方法
「ガス代」も電気代と同時に見直しすることをオススメします。
手順は電気代の見直しの方法とほぼ同じなので、詳しくは割愛します。
が、電気代に比べると節約効果は少ないですが、それでも平均で円は節約できている実績があるそうです。
オール電化じゃない家庭は同時に見直しをオススメします。
水道代の見直しと節約方法
水道代の節約方法は、契約先の見直しなどは存在しないため、テクニックしかありません。
家庭での使われている水の40パーセントは「お風呂」です。次に多いのが「トイレ」で22パーセント。
つまり、この2つの水量を節約をするだけで節約することができます。
教育費の見直しと節約方法
教育費とは、子供への投資および自分への投資です。
教育への投資は、他のどのお金の使い道よりも、最も優れていると言われています。
なぜなら自己成長以外の要因で大きな成果を得られるのはバクチだからです。
株やFX、不動産も外部要因によって成果が大きく変わります。
が、教育は違います。
知識や体験は一生成果を出し続けてくれる基礎になります。
しかも教育はやればやるほど雪だるま式に自らの血肉となり、決して他人から奪われることもありません。
また、他のものへの投資で成果を出すにあたっても、結局は、知識や経験がものをいう世界です。
つまり、この教育費は、お金の使い道としてかなり慎重に扱わなくてはなりません。
では、見直しや節約の方法はどのようにすればよいのでしょうか。
子どもの教育費と自分への教育費に分けて解説していきます。
子供への投資とは、塾、スポーツ、芸術など多くありますが、モチベーション順にピックアップしてください。
次にリターンが大きい順にも並び替えてください。
リターンとは、お金、人脈、健康、道徳の4つで考えます。
それぞれモチベーションとリターンを10段階で評価してください。
たとえば、小学生の女の子が、
・公文(モチベーション:3 リターン:6)
・ピアノ(モチベーション:4 リターン:3)
・水泳(モチベーション:10 リターン:5)
・習字(モチベーション:4 リターン:2)
を習っているとします。
この中で、モチベーションも低く、リターンも低いのはどれですか?
習字ですよね。これって続けていても意味ありますか?
おそらく、モチベーションが低い場合、子どもは嫌々続けているはずです。
嫌々やりながら成果が出るのは稀です。短期的に成果は出ていても、リターンを得られる前に辞めてしまうのが99パーセントです。
なので、モチベーション×リターンの総合計で、高いものを3つに絞って教育費として予算化してあげるとよいです。
次に自分への投資。
これも子どもの投資と同じです。
リターンとモチベーションの総合計で考えます。
また、大人が子どもと違うのは、リターンとモチベーションの総合計に対して、「可能性」も掛け算してください。
感情を排して考えると、可能性が低いものは投資対象として相応しくありません。
アリババへの投資などで爆発的なリターンを得ているソフトバンクの孫さんは、70%以上の確率でうまくいくと思われるものが投資対象だそうです。
もちろん100%うまくいくものだけをやっていると大きなリターンも得られないケースが多いので、目安として70%以上で成功する自己投資をやるのがよいでしょう。
また、自己投資として最もコスパが高いのは「本」です。
まさかたったの1000円ほどで、その道のプロが汗水垂らして得た情報を得られるのは、本以外にありません。
ただし、本はただ読むものではなく、使う物です。
実際に試し、使えるのか、使えないのかを実行して始めてリターンになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
かなり長いコンテンツになりましたが、すべてを見直して最適なものを選べば、恐ろしいレベルのムダに気づくことでしょう。
ムダは垂れ流す時間が長ければ長いほど、後になって「なぜもっと早くしなかったんだ…」と悔しく思います。
なので、早めに行動に移しましょう。
とはいえ、節約するだけでは、面倒な作業でしかないのでモチベーションを上げるのが難しいです。
オススメなのは、ひとた節約できたら、自分にご褒美をあげるのは有効です。
たとえば、スマホを乗り換えたら、美味しい焼肉に行こうと決めておくのです。
そうすれば少しは頑張れませんか?
まずはカレンダーに、見直す期限の日にちにマークを書き、その後の日付にご褒美のマークも書いておくのです。
また、私は毎年4月〜6月の3ヶ月以内に固定費をすべて見直す計画でカレンダーに書きまくってます。
毎年、節約をアップデートできるよう設計しているのです。もちろんご褒美つきです。
節約上級者になったら、ぜひ毎年のイベントとして取り組んでみることをオススメします。
参考になれば幸いです。