生命保険の金額は毎月支払える範囲で決めてはいけない!

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私が元保険の外交員をやっていたとき、保険の見直しを考えている人に対して、このような質問をしていました。

「今の生命保険の料金はどのように決めたんですか?」

そう聞くと、

「給料の中から支払える料金で決めました」

という回答が返ってくることがありました。

その人の意思で決めたのなら何も言いませんが、保険屋さんの中には、

「アンタ、保険いくらまで払えるの?」

と聞き出し、何も考えさせずに加入させている悪質なケースがあります。

今回の記事では、明確な根拠のない理由で保険に加入してしまう悪いケースを3つ紹介します。

保険選びの参考になれば幸いです。

同世代の平均の保険料で決めるのはダメかも!

人は周りと同じだと安心する生き物です。

なので、よくありがちなのが、同世代の平均の保険料で生命保険を決めてしまうことです。

これは、ほとんどの人にとっては無意味な意思決定の仕方でしょう。

生命保険は、死亡時の備えです。

備えが必要な人もいれば、不要な人だっています。

備えの大小も、人によって異なる訳です。

なので、平均値を調べたところで、その数字が一人一人にとっての最適解にはなりません。

最適解を見極める方法については、記事後半に紹介している記事を参照ください。

親戚や友達からすすめられた保険料で決めるのはダメかも!

とても悲しいことなのですが、親戚や友達の営業ノルマのために、高い保険料を支払ってしまっているケースが後を絶ちません。

親戚や友達に提案された保険商品について、保険料が高いなーと思っても、ケチだと思われたくないので、ついそのことを言えないこともよくあるでしょう。

別記事「知人、友人の保険屋には、保険を相談できないたった1つの理由」にもありますが、生命保険は友達や親戚に相談することはオススメできません。

ドキッとした方は、ぜひ一度、見直しのための相談をしてみるといいでしょう。

実際に見直しをしなくても、現状が良いのか、悪いのかは見極められるでしょう。

残された人が大金持ちになるのはダメかも!

心優しい人によくあるケースなのですが、残された家族のためにと言って、とても高額な補償額の生命保険に加入したいと要求される場合があります。

自分が死んだ後、残された家族が大金持ちになり、安心して暮らしていく。

それが最大の備えであることは、異論はありません。

しかし、だからと言って、補償額を大きくすればするほど毎月の保険料が高くなり、毎月の生活費を大きく圧迫してしまっていては元も子もありません。

しかも、ほとんどの人は死にませんから、保険料は掛け捨てとなってしまいます。実際、60歳になるまでの死亡率は10パーセント以下です。10人いたら9人は生き残ります。

なので、補償額は、残された家族が生活を立て直すための費用として考えることをオススメします。

たとえば夫が働いており、妻が専業主婦の家庭の場合、夫が亡くなって働けなくなったら、妻が働けばいいのです。

しかし、働けるようになるまでの間は、時間もお金もかかるでしょうから、それまでの費用を補償額に設定しておけばいいのです。

私は、これが正しい補償額の決め方であり、備えだと思っています。

備えのために、現在のお金や、将来貯蓄できたであろうお金を失うのは、よい計画とは思えません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

大きく3つのケースを紹介しましたが、参考となりましたでしょうか?

おさらいとして、以下の3つのポイントを心に留めておくことを推奨します。

・平均の保険料で決めるのはダメ
・親戚や友達からすすめられた保険料で決めるのはダメ
・残された人が大金持ちになるのはダメ

上記の注意点を踏まえた上で、正しい生命保険の選び方を知りたい方は、「保険相談でプレゼントを貰えるキャンペーンは知らなきゃ損」をご参照ください。

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