生命保険の見直しのタイミングの一つに、失業があります。
今まで、40代~50代の方から
「リストラされてから、家計が苦しくなってしまいました。そこで、生命保険の見直しをしたいのですが…」
というご相談をたくさん受けて参りました。
このような悪い状況は、逆に言えば、本当に必要なものとそうでないものを分けて、家計のスリム化を図れる絶好の機会と言えます。
今回の記事では、生命保険の見極め方について、解説していきます。
あなたに必要な保障はどれだけですか?
最低限必要な保障とは、あなたに万が一のことがあったときに、遺族に必要となるお金のことです。
そもそもの話ですが、超お金持ちの家では、生命保険は不要です。なぜなら、収入源が絶たれたとしても、十分に食べていけるだけの貯蓄や資産があるのであれば、それは生命保険に入っているのと同じことだからです。
逆に言えば、貯蓄の少ない家庭にとっては、生命保険は最後の防波堤です。
リストラにより収入が減り、家計が苦しくなってしまった場合、次の収入源を得るまでは、貯蓄を切り崩して生活していかざるを得ないでしょう。
生命保険は貯蓄が少ない人向けの保険商品ですから、支払いが苦しいからと言って、すぐに解約するのは危険だと言えます。
まず最初に見直すのは、今後のライフプランです。可能であれば、第三者のファイナンシャルプランナーと相談するのが吉と言えます。
今は無料で相談できるサービスも数多くあるので、それを利用してもよいでしょう。
次にライフプランを見直したうえで、いま現在、加入している保険の中で、必要なものや不要なものを見極めましょう。
1.保障内容
2.保障範囲
3.保障金額
4.保障年数
すべてにおいて過不足はないか、チェックしましょう。
そうすれば、本当に必要な保険の骨格が見えてきます。
■参考記事:
最低限必要な生命保険の保障額とは
本当にその保険選びで間違いないですか?
保険の過不足がわかったら、次は、新たな保険選びです。
しかし、ここで注意が必要なのが、安易に保険の転換をしてしまってはいけないということです。
保険のプロの人たちの中には、自分のノルマのことしか考えず、お客様にとって最悪な商品を勧めてくる人がいます。
詳細は、別の記事に詳しくまとめておりますので、必ずご確認ください。
■参考記事:
悪徳な保険セールスに騙されたくない人へ
本当にその人から保険を加入していいですか?
保険料は月額で見ると、それまでのお金ではないですが、総額で見ると非常に大きなお金です。
一般的には、住宅購入の次に高い買い物だとも言われます。
そんな大決断を、たった一人の保険外交員に託してしまっていいのでしょうか?
せっかくの機会ですから、最低でも2人以上に相談した方がよいかと思います。
まとめ
この記事を読んでいただいた人も何かの縁でしょう。
保険の見直しや保険選びにおいて、困ったことがあったら、ぜひとも私に相談してください。微力ながら、お力になりたいと思います。
今や私は”趣味”で保険相談に応じており、ノルマもないので、人を騙すようなことだけは絶対にしないと断言できます。