
お客様より生命保険の相談を受ける際、気まずそうな顔をして、こんな質問をされる方がいらっしゃいました。
「他の保険会社にも相談しているのですが、大丈夫ですか?」
あえてわざわざ答えるまでもありませんが、結論から言うと、「大丈夫!」です。
しかしながら、他の保険会社に相談することを否定する人がいるのも事実です。
例えば、
悪い営業マンA「いくつも選択肢を増やすと、選ぶときに困りますよ」
とか
悪い営業マンB「ウチが一番安いんで、時間の無駄になりますよ」
とか何とか言って、お客様を独占しようとするわけですが・・・
そんな保険の販売員は最悪です。
十中八九、自分の成績のことしか考えておりませんので、その時点でそんな保険の販売員には相談をやめましょう。
本来、お客様のことを考えるなら、お客様が最善の選択をすることを優先すべきです。最善の選択肢が自社商品を選ぶことなら、お客様は自然に選択してくれます。
それを無理やり選ばせようとするのはあり得ません。
では、そんな保険の販売員を選ばないためにはどこに相談すればよいのでしょうか?
今回の記事では、
・複数の会社の保険相談をオススメする理由
・簡単に複数の会社に相談する方法は無いのか?
を解説しております。
ぜひご参考になさってください。
■参考記事:
⇒生命保険はどこで相談するのが最も良いのか?
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目次
日本人の約7割は……複数に相談していない事実
これは事件です。
日本人のおよそ7割は、生命保険選びの際、複数の保険会社に相談せず、1社だけで決めてしまうそうです。
直近加入契約(民保)の加入時の商品比較経験
直近加入契約が平成22年以降の民保加入世帯(かんぽ生命を除く)について、加入時の商品
比較経験をみると、「特に比較はしなかった」が69.6%(前回66.4%)と最も多く…(以下、省略)出典:平成27年度「生命保険に関する全国実態調査(速報版)」(平成27年9月発行)
普通に考えて、「えー!? みんなヤバくね?」と言いたくなります。
なぜなら色んな選択肢の中から選ばないと、大損をしている可能性があるじゃないですか。
生命保険は高額なお買い物なのになぜ複数から比較しないの?
私は必ず、何か商品を購入するとき、いくつかの選択肢から選びます。
これはほとんどの人がそうだと思うのですが、特に高額なものになればなるほど、比較しませんか?
たとえば家電を買うなら価格.comなどで複数のネットショップの値段を比較します。
そして、最も安いところから買うのは当たり前です。
同じ商品を買うなら、わざわざ高いところで買うなんてありえません。
生命保険も同じです。
保険商品はたくさんの種類があり、それぞれの商品によって、契約内容に差はなくても、安かったり高かったりします。
例えば、A社とB社で月額1000円もの差額のある保険を契約していた場合で考えてみましょう。
保険は20年~30年と長期間払い続けるものですから、
「20年×12か月×月額1000円の差額=合計24万円の差額」
になるわけです。
もちろん、同じ保障内容の保険でも、1000円の差額なんて普通にあります。
毎月の額にするとあまり大きくは見えませんが、長期的にみると大損しているのです。
何社くらいの会社に保険の相談をすればいいのか?
では次に、損をしないためには、何社くらいに相談した方がよいかについて考えてみましょう(あくまで完璧を目指すわけではなく、大きく損していることを回避しましょう)。
結論から言えば、最低でも3社の生命保険会社の商品を比較して選定しましょう。
さすがに3社に声をかければ、騙されることはありませんよね。
しかしながら、いくら騙されないようにするとはいえ、ひとつ問題があります。
複数と言っても3社は時間的に無理だよね……
仮に3社の方から個々で5時間ずつの打ち合わせをお願いされた場合、合計で15時間も保険選びに費やさなければなりません。
そんなたくさんの時間があれば、遊ぶ時間や寝る時間、趣味の時間などに費やしたいですよね。
そこで実は、とっても良い方法があります。
答えから言っちゃうと、独立系のファイナンシャルプランナーに見積もりをお願いすればいいのです。
独立系のファイナンシャルプランナーとは
独立系ファイナンシャルプランナー(以下、FP)とは特定の保険会社に専属しておらず、複数の保険会社の商品を取り扱うことができる、神のような存在です。
また、読んで字のごとく、ファイナンシャルプランナーの資格も持っており、いわば、家計のお医者さん
です。
お医者さんにも、専門領域があるように、FPにも相続専門、不動産専門、投資専門などがいるのですが、保険専門のFPが存在します。
従来は、FPに保険相談をすると有料で請け負っているケースがほとんどでした。
しかし今は、インターネットの登場により、ネット経由でお客様を集客することができるようになったので、彼らが今まで費やしてきた営業活動の時間に余裕が生まれ、相談から提案までを無料でやってくれるようになりました。
また、保険専門のFPの収入源は保険契約時の手数料なので、相談は何度でも無料にすることが実現できています。
保険専門のFPに無料相談できるマッチングサービスとは
保険相談の仲介をするマッチングサービスは、たくさんあります。
それぞれ特徴があり、中には期間限定で、お得なキャンペーンを実施しているところもあります。
もちろん、キャンペーンを受けるには、本当に保険相談をしたい人だけしかダメです。
たとえばキャンペーンだけが目的だとバレるとアウトで、キャンペーン対象外になります。
当ブログでは、自ら体験した上でオススメできるマッチングサービスを3社紹介しております。
いずれも優秀なFPに相談できて、なおかつ、キャンペーンも貰える最高のサービスなので、ぜひともご利用ください。
■参考記事:商品券キャンペーン目当ての保険相談は超オススメの裏ワザ
FPの人に頼めば安心なの?
残念ですが、そうとは限りません。
現実問題として、FPの中にも無理やり契約を迫ろうとしてくる悪徳な人もいます。
また、手数料の高い保険商品しか提案しないFPも一部います。
彼らに騙されないためには、やはり複数のFPから提案を受けて、比較することが大事です。
比較は、専門知識のない分野で、悪い人たちから騙されないようにするための「防衛手段」です。
なので、少なくとも2人以上のFPに保険相談をすることをオススメしております。
なお、FPは家計のプロですから、現実的な数字をもとに、不足しそうな金額を補う生命保険を提案してくれますので、本当にオススメです。
優秀なFPを紹介してもらいたい人は、下記の参考リンクをご覧になられるといいかもです。
■参考記事:
⇒保険相談するなら独立系FPしかありえない?
複数のFPに保険相談をするときは前もって正直に言った方がいいの?
「2人以上に保険の相談するときは、前もって『他の方にも相談してます』と言っておいた方がいいのかな?」
と疑問を持っている方もいると思います。
答えから言うと、2つのメリットがあるので、言った方がよいです。
ひとつ目は「提案が受け入れられないときの断り文句になるから」です。
また、ふたつ目は「提案する側の真剣度が変わるから」です。
特にふたつ目が大事なのですが、比較されない状況で、全力で提案をしてくれる人は少数派です。
たとえば、スポーツのアスリートが試合で素晴らしい記録を出すのは、「競争」という比較対象がいるからです。
なので、比較対象がいることを先に示しておけば、優秀なFPであればあるほど闘争心に火が付き、良い提案をしてくれるでしょう。
まとめ
記事は以上となりますが、参考になりましたでしょうか?
さらに詳しく調べたい方は、別記事「生命保険はどこで相談するのが最も良いのか」を参照ください。