いま、こちらの記事をご覧のあなたは、保険貧乏でしょうか?
わからない方は、以下の3つの質問にお答えください。
3つのいずれかで「はい」と答えた人は、保険貧乏の可能性が高いです。
・収入(手取り)の1割(10%)以上が保険の支払額ですか?
・保険の支払額よりも貯蓄額のほうが少ないですか?
・保険があるから貯蓄がなくても安心してますか?
保険貧乏に陥っている人は、そのままにしておくと、一生、保険貧乏のままです。
この問題を解決するための方法は、ただ一つです。
貯蓄を増やすために改善をしましょう。
目次
保険は貧乏な人向けの商品だ
保険加入の目的は、一言でいうと、
・万が一の事態に陥った時、貯蓄だけでは足りない金額を補完すること
です(節税対策などのメリットもありますが、便宜上、説明を省略します)。
万が一の事態とは、例えば、
・一家の大黒柱(主な収入源)の死や病気
・事故による他者への賠償金
・親の介護費用
などがあります。
これらのリスクを、自分の貯蓄や資産内でまかなえるだけの余裕があれば、わざわざ高い保険料を払って保険に入る必要はありません。
つまり、お金持ちの人にとっては、保険は不要なのです。
それでは、お金持ちではない人、つまり貧乏な人はどうでしょうか?
貧乏な人には、保険は必要でしょうか?
私は絶対に必要だとは言いませんが、「何かあっても知りません自己責任でしょう」と切り捨ててしまいます。
冷たいですが、そういう話です。
保険貧乏になる負のスパイラル
貧乏な人が、リスクに備えて、保険に入る。
これは一見、正しい行動のように思います。
しかし、中には、正しくリスクに備えていないケースがあります。そうした場合に、保険貧乏になる負のスパイラルに陥ります。
さきほど、保険は貧乏な人向けの商品だと言いました。
貧乏な人は、貯蓄では足りない分のリスクを補完するために、高い保険料を支払います。
その時点で、保険料の支払いのために貯蓄ができないといった状態になっていたとすると、収入が右肩上がりで上昇しないと、いつまで経っても貯蓄が貯まりません。
このご時世です。特に年功序列の企業に勤めている若い人は、かつてのように収入が増えません。
結婚、出産、家を買う、教育費……歳を追うにつれて、背負うリスクは増えるものの、収入が増えないため、リスクを補完するための貯蓄に回せず、保険で補完しなければなりません。
こうして負のスパイラルに陥ります。
負のスパイラルから抜け出す方法
ポイントは4つです。
・収入を増やす
・支出を減らす
・必要な保険以外は捨てる
・貯蓄を投資に回す
収入を増やす
今の夫婦は、共働きという選択肢が当たり前です。
極論ですが、少しでも多くの収入を得るため、育児を他者に任せてでも、収入を増やす努力は必要と言えます。
もしくは、転職活動や起業など、自らが収入を高めるための努力が必要でしょう。
支出を減らす
余計なものにお金を使っていませんか?
贅沢は貯蓄に余裕が生まれてから、つまり、保険貧乏のスパイラルから抜け出してからにしましょう。
必要な保険以外は捨てる
余計な保険に入っていませんか?
親戚や知り合いなどのお付き合いで、保険に加入してませんか?
また、リスクに過剰に備えていませんか?
これらの質問に、「大丈夫です」と断言できるのであれば問題ないですが。
貯蓄を増やし、投資に回す
貯蓄は次の投資に回し、さらに貯蓄が増える仕組みを作りましょう。
お金は、お金のある人のところに集まります。
少し話がそれるかも知れませんが、例えば、家を買う時のお話もそうです。
家を買う時、頭金を多く払える余裕のあるお金持ちは金利を安く設定できますが、余裕がない貧乏な人は金利が高くなります。
つまり、毎月のローンが安くなるのはお金持ちで、高くなるのは貧乏な人です。
こういう原理がわかると、貧乏から抜け出すためには、いかに貯蓄が大事かが実感できると思います。
負のスパイラルから抜け出す方法を知っているプロ
「ファイナンシャルプランナー」という資格を持つプロフェッショナルをご存知でしょうか?
彼らは、Wikipedia によると、
顧客である個人から、収支・負債・家族構成・資産状況などのソース提供を受け、それを基に住居・教育・老後など将来のライフプランニングに即した資金計画やアドバイスを行う職業・職種、およびその職に就く者。
とされています。
保険貧乏にお悩みの方は、特に「保険に強い」ファイナンシャルプランナーをオススメします。