生命保険の必要性は保険営業の怪物オバちゃんが教えてくれた

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この前、部屋の掃除をしていたとき、一冊の古びたノートを発見しました。

何気なく見ていると、私が某保険会社に入社して間もない頃(保険営業をしていた新人時代)に使っていたノートだと判明しました。

その内容を見ながら、とても懐かしく、面白い記録があったので、今回は記事にしたためました。

生命保険の必要性を、私の恩人が語ってくれた物語です。

保険営業のOJTでお世話になったオバちゃん

私が新人の頃、OJTで配属になった営業所に、普通では考えられない営業成績を叩き出している怪物がいました。

怪物のプロフィールを簡単に紹介しましょう。

性別:女性
年齢:40代前半(本人談)
顔面:50代中盤(私の想定)
体型:冬に強そう
髪型:パーマ
言語:関西弁
化粧:厚さ3cm
鼻毛:時々外出
香水:1リットル前後/1日

といった感じです。大体、想像できましたか?

想像したくなければよした方がいいです。私もあまり思い出したくはないです。

しかし、この怪物はすごいのです。1人で他のメンバーの3~5人分くらいの契約を取ってきます。

営業研修では、見た目がいかに重要かということを教えられましたが、そんな常識はすぐに壊れました。規格外の人には、科学的な常識は通用しません。

オバちゃんと同行

かつて営業に燃えていてクソ生意気だった私は、トップ成績のオバちゃんとの同行を強く志願しました。

「この営業所で一番売っている方と同行させてください」

あのときのトレーナーの恨めしそうな目は未だに忘れませんし、所長の引きつった顔も思い出すだけで顔が赤くなります。

一方、オバちゃんはガハハと高笑い。

「やる気のある子は大歓迎やで」

ということで、OJTの2週間をオバちゃんと同行することに決まりました。

驚きだらけの営業トーク

結論から言うと、その後の私の営業スタイルとは、正反対のものだったので、全然参考にはなりませんでした。

しかし、今でも記憶に残っている素晴らしい教えもたくさんありました。

9:00〜

朝礼が終わり、各自が準備を終えるまで、オバちゃんは手よりも口を動かします。

周りの人からはとても好かれており、みんなオバちゃんの話を聞いて笑ってます。

関西の人は、上沼恵○子を想像してください。大体そんな感じです。

10:00〜

支度を終え、営業所を出るや、オバちゃんは

「喫茶店行くで」

と、まさかのサボり宣言。

いきなり出鼻を挫かれた気分でした。

そして私は、またしても驚かされます。

喫茶店に行くと、オバちゃんはメモ帳を広げて何かを書き始めました。

「何をしてるんですか?」と聞くと、「今後の計画」とだけ答えて、一心不乱にメモ帳にペンを走らせます。

しばらく会話もなく、手持ちぶたさにしていると、オバちゃんが

「計画が一番大事やねん

とポツリと言いました。私はその言葉をメモし、自分もOJTの計画を考えてました。

11:30〜

お昼休みの時間帯になると、オフィスビルの出入り口からスーツを着たサラリーマンやOLがどっと出てきます。

「5月の時期はアンタみたいな新人狙いをするんや。まあ、そこで見てて」

オバちゃんはそう言い残し、私を置き去りにして、次々に若いリーマンやOLに声をかけていきます。

「こんにちは、○○○○のお姉さんです!」

どこからどうみてもお姉さんではないのですが、声をかけられる人は高度な自虐ネタだと理解したようで、好奇の目を向けながら立ち止まります。

「アンタ、親孝行してる?」

間髪入れずにタメ口。一瞬のスキに、旧知の間柄になってしまう高等テクです。しかも、その質問は、オバちゃんの必殺技なのです。

例えば、相手が「いいえ」と答えると、オバちゃんは

「いやいや、嘘ついたらアカン。こうして立派な会社に入って、親を安心させてるだけで、親孝行してるやん」

と相手をおだてます。

「はい」と答えても、同じように、

「ホンマやんな。こんな立派な会社入ったら、親も安心やろ。一番の親孝行は安心やもんな」

とおだてます。

そして、相手が喜んだあと、

「でもな、アタシはもっと親孝行できる方法を知ってるんやで、聞きたい?」

と相手に問います。すると、相手は身を乗り出して、うなずきます。

しかし、オバちゃんはそこで答えを言わず、もったいぶります。

「あ、でも、アンタ今からお昼ごはん行くんやろ? 時間もなさそうやで、今日はこれで話はやめにしよ。聞きたかったら、このメアドに連絡して」

名刺を渡して、オバちゃんは相手と別れます。

そのような感じで、オバちゃんは何人もの相手に名刺を渡していきます。

余談ですが、当時の私は、その一連の仕事の凄さに気が付かなかったのですが、いざ自分が声かけをやってみるとオバちゃんとの力量の差に愕然とさせられることになります。

昼休みが終わるまで、オバちゃんはひたすら続けていました。

13:00〜

お昼休みの時間が終わり、

「アタシらも昼にしよか」

とオバちゃんが言い、近所の定食屋に向かいました。

そこで僕は、親孝行できる方法について聞いてみました。

「アンタは、一番の親孝行が何かって知ってる?」

オバちゃんに聞かれ、僕は少し考えて、「わかりません」 と言いました。

「正直なことはええことや。アタシには2人子供がおるんやけどな、実はもうひとりおったんや」

長男やったんやけどな、あの子が25歳のときに亡くなって初めて思い知ったよ。

親孝行ってのは、高いプレゼントを贈ることでもないし、肩を揉んでくれることでもない。

ただ、生きていてくれる。それが親にとっての一番の親孝行なんや。

しかし、現実には、親より先に亡くなってしまう子がいる。悲しかった。もうアタシも死んでしまいたかった。

そんなときに、長男の友達がやってきてな、泣きながら封筒を手渡してきたんや。

「僕は、タケシくん(長男)の友達で、保険の外交員をしてます。今日はタケシくんの生命保険の件で参りました」

って言ってな。

アタシは長男が生命保険に入ってることを、そのときまで知らんかった。

長男の友達がな、長男が生命保険に入るときの話をしてくれた。

最初は、その友達のノルマを手伝うために入ってくれたんやって。

でも、入るときに長男が、友達にこう言ったんや。

「例えば俺が死んだら、もう親孝行できなくなるやろ? 今まで育ててくれたお礼に、親の老後は手助けしていきたいんやけど、それができなくなる。それでもお金が残れば、もし兄弟が仕事に忙しくて親の面倒をみれへんでも、俺の代わりに介護の人が親を助けてくれる。そうやって役に立てて欲しいんや」

もうあの日が一番泣いたわ。ホンマに泣いた。でも、嬉しかった。自分の息子は死んだ後でも、アタシや夫や兄弟のことも思っててくれた。

それが、幸せやった。この子の親になれて、本当に幸せやったと思った。

生命保険は死ななきゃ、ただの掛け捨てや。ほとんどの人が死なないから、掛け捨てするくらいなら、そのお金で、親にプレゼントをするのもええかもしれん。

でも、もし自分が死んだら?

そうやって親を思って、家族を思って、生命保険に入るのが親孝行のひとつの方法やと、アタシは思ってる。

だから、その方法に共感してくれる人、親孝行したい若い子に生命保険を売ってるんやよ。

オバちゃんはそう言い終えて、

「アンタが泣いてどうすんねん!」

と僕の背中を叩いたのでした。

15:00〜

僕の大号泣が収まってから、オバちゃんと一緒に病院に行きました。

オバちゃんのお客様が入院してしまったので、そのお見舞いのために行くのだとオバちゃんは言いました。

病室に入ると、オバちゃんと同年代の女性がベッドで寝ていました。

「こんにちは」

とオバちゃんが声をかけると、お客様は笑顔でオバちゃんを迎えていました。

そこから30分くらいの間、雑談を交わし、帰り際にオバちゃんがこう言いました。

「そう言えば、○○さん(お客様の名前)って医療保険には入ってなかったけど、入院費は方は大丈夫?」

すると、お客様はバツの悪そうな顔で

「実は他の保険会社のお友達とも付き合っていて、そこの医療保険に入ってるんだけど…」

聞くと、お客様は保険の請求について分からない点が多く質問をしたいのだが、対応が遅くて不安に感じているとのことでした。

それを聞いたオバちゃんは、

「別の会社やで、請求の手続きに多少の差があるかもしれへんけど、アタシが全部、見てあげるから遠慮せんと相談して」

と胸を張って答えていました。

その帰り道、オバちゃんは僕にとても重要なことを教えてくれました。

「保険はな、お客様にとっては請求が一番大事なんよ。請求ができへんと元も子もないやん。そして、お客様にとって一番大変なのも請求なんよ。請求のときは有事のときやからな。そやでアンタも、有事のときにお客様を助けてあげることを最優先にしてあげてな」

この言葉は、僕が保険の外交員の時代において、家宝のごとく大事にしました。

18:00〜

仕事が終わった後、僕はオバちゃんと所長と一緒に飲みに行きました。

その後、人生初のキャバクラとホストクラブをハシゴすることになるのですが、それまた別のお話で。

まとめ

ノートを見返してからこの記事を書くまでは、オバちゃんの面白いところだけをピックアップしてやろうと思ってたのですが、思いの外、感動した内容が多かったので、それをふんだんに盛り込んでみました。

いま、あのオバちゃんは元気にしてるかなあ。

そんなことを考えながら、筆を置きます。

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