私のお客様の中には、めでたく妊娠された女性の方がいました。
ある一定の女性の方々から妊娠中期を過ぎたあたりで、こんな質問を受けることがよくあります。
「子供が逆子なので、帝王切開になりそうなんです。今は医療保険に入っていないのですが、手術に備えて、入ったほうがいいのでしょうか?また、今から入れるものなのでしょうか?」
私は、自分が営業マンであることをグッと抑えて、正直に答えます。
「ご安心ください。帝王切開の場合、健康保険が適用されるので、個人の負担額は一定額以上にはなりません。ちなみに、その負担額は、○○様の場合、10万円以下です」
お客様の心理として、「手術をするとたくさんお金がかかる」と思われるケースがほとんどです。だから医療保険に入らなければならないと、不安になってしまうのです。
悪い保険の営業マンなら、「好いカモがきたな」と舌なめずりで、高額だったり条件付きだったりするようなお客様が損をすることが確定している保険商品を契約させるところなのでしょうが、私はお客様が得をすることをモットーにしているのでそういうことはしませんでした(自慢)。
正常分娩の場合の自己負担額
まずは病院別で出産にかかる入院費の平均額を見てみましょう。
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請求項目 |
公的病院 | 私的病院 | 診療所 |
| 入院日数 | 7日 | 7日 | 6日 |
| 入院料 | 163,539円 | 122,893円 | 81,477円 |
| 室料差額 | 13,798円 | 16,741円 | 14,074円 |
| 分娩料 | 178,418円 | 233,469円 | 251,340円 |
| 新生児管理保育料 | 39,526円 | 51,429円 | 54,517円 |
| 検査・薬剤料 | 14,018円 | 12,101円 | 10,962円 |
| 処置・手当料 | 10,510円 | 12,926円 | 14,790円 |
| 産科医療補償制度 | 29,752円 | 29,516円 | 29,740円 |
| その他 | 28,178円 | 23,674円 | 24,873円 |
| 合計 | 477,740円 | 502,748円 |
481,738円 |
※入院料の中には、食事料なども含む
※その他とは、医療外費用(御祝い膳など)の直接分娩に関わらないものを指す
(※厚生労働省保険局 平成26年7月7日発表データ)
実は、上のデータをもとに、出産育児一時金(子供1人あたり420,000円)の金額は設定されております。ちなみに、個室や入院中の各種サービスのオプションを付ければ付けるほど、個人負担は高額になります。総合病院で大部屋を選択すれば安くなります(手術後、2~3日だけ個室という手もあります)。
帝王切開の場合の自己負担額について
ただし、上記のデータは、あくまでも正常分娩のケースであり、帝王切開のケースではありません。
帝王切開の場合、ちょいと計算がややこしいのですが、すごくわかりやすいサイトがあるので、紹介いたしましょう。
上記サイトをシンプルに要約すると、結論、保険対象外のオプションさえ付けなければ、正常分娩でも帝王切開でも、自己負担額は変わらないということです。
まとめ
この記事で私が伝えたいことは、出産育児一時金があったり、高額医療費制度があったりするおかげで、出産費用に関しては、そこまで悩まなくてもいいということです。
それよりも、子供が生まれた後の人生設計が大事です。
■参考記事:
悪徳な保険セールスに騙されたくない人へ
