あなたは無料の保険相談を信用できますか?それとも、信用できませんか?

「無料(タダ)より高いものはない」

こんなことわざを聞いたことがある人は「無料」と聞くと、不信感を抱くことがあるでしょう。

「最初は無料で、後から高額な料金を請求されるんじゃないか?」
「無料の裏には、消費者を損させる仕組みがあるんじゃないか?」

賢く、そして、少し疑いの強い人は、こんな風に疑ってしまうのも無理はありません。

では、はたして無料の保険相談は信用できるのでしょうか?

結論から言うと、完全には信用できません。

中には、契約者にとって不利な商品を提案する業者も存在します。

しかしながら、当たり前の話ですが、すべての保険相談の窓口が悪い人たちばかりではありません。

そこで今回の記事では、無料の保険相談で信用できる人の探し方と選び方について、解説していきます。

保険の元プロとして生々しい事実も含め、正直に書いていきます。

ぜひご参考ください。

無料の保険相談の儲けの仕組み

「そもそも無料の保険相談って、どうやって儲けてるんだろう?」

こんな疑問を持つ方は多くいます。

答えから言うと、「代理契約の手数料」によって儲かる仕組みになっています。

保険会社と直接的に契約するのではなく、代理者を介して契約するのです。

すると、保険会社から代理店に手数料が支払われるのです。

よって、相談料は無料でも、契約時に手数料が入るため、ビジネスが成り立つのです。

ちなみに、この話を聞くと、

「保険代理店を経由すると、保険料が高くなってたりしないかな?」

と心配する方もいるでしょう。

しかし、それはご安心ください。保険代理店だからと言って、保険料は高くなりません。もちろん同じ保険の条件であることが前提ですが。

つまり、保険会社専属の販売員から契約しても、保険代理店から契約しても、保険料は同じです。

保険相談で信用できない業者の存在

保険代理店は、数多くの生命保険会社の商品を比較して提案してくれます。

その一方、保険会社専属の販売員は、他社商品との比較ができません。

「だったら保険代理店に相談した方が得じゃん!」

と気付いた方が、保険ショップやネットの保険相談マッチングサービスを利用します。

しかし、保険代理店を完全に信用すると、痛い目に遭うこともあるので、ご注意ください。

保険代理店の中には、手数料の高い保険商品を積極的に販売するところがあるからです。

たとえば、A社、B社、C社の保険商品があります。

同じ条件であれば、最もコスパがよいのがA社の商品。

しかし、C社の保険商品を契約すると、もらえる手数料が最も高いとします。

すると、C社の保険商品を良く見せるか、他の会社の商品はオススメせずに提案してしまうような、信用できない保険代理店があるということです。

本来、保険代理店は複数の商品を中立に提案することが「価値」なのですが、利益を追求するがあまり歪んでしまうこともあるのです。

よって、保険代理店だからといって、完全に信用するのは危険なのです。

信用できる人、できない人の見抜き方

では、信用できる、できないは、どのようにすれば見抜けるのでしょうか?

人の表情?

保険代理店の雰囲気?

知名度?

残念ながらどれも違います。

そして答えはたった一つしかありません。

それは「複数の保険代理店から提案を受けること」です。

私たち人間は、比較をして、違いを認識しなければ、目の前の相手が信用できる人かどうかを見抜くことができないからです。

できれば3つ以上の保険代理店を比較してください。

2つだと、両方が信用できない可能性もありますが、3つであればどれか1つは信用できるはずです。

「3つに相談するのは面倒くさいなあ…」

と思った方もいるかもしれません。

面倒な方は別にやらくても構いません。

しかし、たとえ信用できない人に相談し、100万円単位で損をさせられても、後から文句を言ってはいけません。

生命保険は「住宅購入の次に高額な商品」ですから、無駄な保険や割高な保険を契約してしまうと、大きな損失を被ります。

たった数時間の時間を惜しんだことにより、数百万円を失うのも自己責任です。

ぜひ自分が納得できる道を選択してください。

信用できない人に相談してしまった時の断り方

複数の保険代理店に相談した場合、契約しなかったところの提案は、必ず断らなければなりません。

「私は断るのが苦手で…」

という方もいるかもしれません。

が、多くの選択肢の中から選べるのは1つしかありませんから、私たちはどれかを選択しなければなりません。

また、信用できない人に出会ってしまった場合は、お互いの時間を無駄にしてしまわないためにも、なるべく早く断ってしまいましょう。

たとえば、保険相談における最強の断り文句は

「実は別の方にも相談しており、その方の提案で決めてしまったんです」

が万能です。相談後であれば、どんなタイミングでも使い回しできるのでオススメです。

そのほか、断り方についてあらかじめ知識を入れておきたい方は、別記事「保険相談の断り方|提案に納得できないときの断り方を保険の元プロが教えます」をご覧いただくことをオススメします。

信用できる人の探し方

最初から信用できる人を簡単に探す方法はありません。

やはり3人以上に相談をして比較をする以外に、信用できる人を探す方法はありません。

その一方で、たまにこんな人がいます。

「知人の紹介なら信用できる」

そう信じている人もいますが、はっきり言って、それは勘違いです。

「信用している人の紹介=信用できる」

というロジックは、私たちが勝手に創り出した幻想に過ぎません。

信用できる人が比較をせずに損をしている可能性もありますからね。

また、紹介されて保険の相談するのはオススメしません。

紹介されたら断りにくくなりますし、変にひいき目で見てしまうので、信用できる人かどうかの正しい判断ができません。

なので、ある意味ドライに判断できるマッチングサービスを利用することをオススメします。

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