がん(悪性新生物)の恐怖

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つい先ほど、厚生労働省が発表しているデータを眺めていて、憂鬱な気持ちになりました。

そのデータとは、平成21年時点での年齢別の死因順位です。

自殺大国日本

誰が言い出したのか、日本は自殺大国と言われています。

実際に年代別の死因を見てみると、20~30代では1位であり、10代および40代でも2位の位置にあります。

私は自ら命を絶つ決意をし、実行する勇気はありません。もし死の危機に陥った場合、他のあらゆる手段でそれを回避することでしょう。

しかし、死の恐怖よりも、生きていくことへ恐怖し、それから逃れようとしてしまう人がいる。それを考えると、なんとこの世はままならないと嘆かざるを得ません。

がんになる人はどの年代から増える?

厚生労働省のデータ上では、「悪性新生物」と定義されておりますが、これは「がん」のことです。

データを見ると、10代では2位、20代では4位、30代では3位、それ以上の年代では80代まで1位となっております。

日本において、統計的に人が死ぬ要因としてもっとも多いのは、「がん」です。

がんの予防はできるのか?

病気の中には、予防接種をすれば事前に防いだり、症状を緩和したりすることのできるものもありますが、がんを未然に防ぐ方法は、現時点では確立されていません。

煙草を吸うと肺がんになりやすいとか、健康的な食事を取ればがんになりにくいとか、そういった統計学に基づいたデータはありますが、それらはあくまでも気休め程度の効果しかありません。

みなが口をそろえて言いますが、がんは早期発見、早期治療がポイントです。

がんの治療はお金がかかる?

厚生労働省のデータによると、1回の手術費は自己負担額で平均20万程度だと示されています。なお、実際の負担額は、日本には高額療養費制度があるので、上限金額として月単位でおよそ8万円までとなります。

しかし、がんには再発の危険性があります。完治したと判断できるのは、治療後の5年後です。

何か月にもまたがって手術をしたり、通院したりすれば、相当額の負担となります。

がん保険の有用性

当たり前ですが、がん保険に加入していれば、治療費を気にする必要はなくなります。

がんになってしまってからでは、原則、がん保険には加入することが難しくなり、その後の再発に怯え続けなければなりません。

がん保険は誰のためにある?

がん家系という言葉がありますが、実際に遺伝性のがんとして認められているのは、全体の1%だそうです。

つまり、がんは遺伝的なものではないのです。

しかし、生活習慣によっては、特定のがんの発症を増やしてしまうことがあります。

生活習慣は、家系によって似通ってしまうため、特定の生活習慣により、特定のがんの発症が目立つ結果になり、がん家系という言葉が広まったのかもしれません。

つまりは一番のがん保険は、生命保険を見直すことによりも、生活習慣を見直すことにあるのかもしれません。

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